KirariTabi Vol.2
8/32

おだやかな陽ざしが降りそそぐ今年も大地に新しい命が目覚め花々の競演が始まった斐伊川堤防の桜並木も一本桜の古木も蕾をふくらませたくさんの人との出会いを待っている奥出雲地方の春のはじまりも春が来る。新しい命の芽生え出雲町、飯南町を訪れたい。雲南市だけでも1万本を超える。JR木次駅を降りると目の前は「日本さくら名所100選」2㎞の桜のトンネルをそぞろ歩く。ぼんぼりや照明にライト出店も連なって桜まつりが盛大に行われる。住民、木をこまめに手入れする「桜守」と呼ばれる専任者の日々の積み重ねがあってのこと。関わる人々の祈りが届いて桜並木は、三刀屋町の三刀屋長かった冬が過ぎ温んだ風が吹くと、奥出雲地方の里山にとともに、寒い間に蓄えた大地そんな季節にこそ、雲南市、奥ことにこの辺りの桜は美しく、にひろがる斐伊川沿いの桜並木にも選定されていて、シーズン中にはおよそ10万人が訪れ、アップされた夜桜も幻想的で、桜がこぼれるほどに満花を咲かせるのは、桜を大切に思うこそ、毎年、訪れる人々をやさしく見守ってくれる。のエネルギーが一斉に放たれる。特集日本で指折りの桜並木のある町さくら咲く、おくいずも。    8

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る