KirariTabi 創刊号
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出雲地方では昔から重箱のことを「割子(割盒)」とも呼び、江戸時代に粋な人たちが野外でそばを食べたのが割子そばの始まりで、当時の器は四角形。明治になって、角が洗いにくく不衛生だということから丸い形に変わっていったけど、食べやすさもやっぱり丸い方が◎。キュートな容器はなんで丸いの?甘めのつゆは創業80年の美味しさあさひ亭ざいごそば奥出雲の恵みがいっぱいのエリアマップaざいごそばの冷。つゆをかけてどうぞ(1100円)。人気があるざいごそばの温。釜揚げにすると、地元産そば粉を使った二八そばの香りとおいしさがより際立つ(1100円)。右/三品蕎麦三段は、それぞれの薬味でそばの美味しさが引き立つ(850円)。左/寒い時期にはやっぱりアツアツの釜揚げそばを(700円)。そば雑学311奥出雲そばを食べ歩き。map D-6仁多郡奥出雲町八川99-1tel.0854-52-151311時〜18時 火曜定休地域の“そば打ち名人”の味を受け継いでいる店。「ざいごそば」は大ぶりの丼に山芋、マイタケ、ワラビ、きんぴらごぼうを盛るという個性派で、“ざいご”とは土地の言葉で“田舎の子”という意味。温・冷が選べるが、温そばは常連客の要望から生まれた。JR木次線八川駅前。仁多郡奥出雲町横田1028-4tel.0854-52-171411時〜14時 月曜定休国産そば粉を使い、北海道産コンブや鶏ガラなどからとった家伝のつゆは甘めで、地元の人たちから愛される老舗。割子は、海苔・花かつお、大根おろし、長芋・卵の3種類の薬味で楽しめる三品蕎麦三段がおすすめ。JR木次線出雲横田駅のすぐ前にある。たっぷりのトッピングでクセになる美味しさ八川そば

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